肺腫瘍
ウェストハイランドホワイトテリア・10歳・避妊雌
右前肢をひきずって歩くとのことでセカンドオピニオンとして来院。
レントゲン検査にて右前肢の骨の異常と肺にしこりがみられた。
胸部のレントゲン写真。肺の一部に影が見られる。
前肢の骨の生検ではがんが疑われたため断脚手術を検討していたが、一ヶ月後のレントゲン検査と症状供に改善がみられたため経過をみることとした。しかし肺のしこりは大きくなっている傾向があったため、肺葉切除手術を選択した。
手術時の写真。腫瘍に侵された肺葉。
切除した肺の右後葉。肺葉のほぼ全体が腫瘍に侵されている。
病理検査の診断は肺癌であった。補助療法としての抗がん剤治療は行わず。
術後健康状態は良好であったが、9カ月後に咳がみられ、レントゲン検査にて他の肺の転移が疑われた。その1ヶ月後に急激に状態が悪化し亡くなった。
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