B細胞性高グレード多中心型リンパ腫

この腫瘍は体表のリンパ節が腫れるリンパのがんで6~8歳前後の比較的若令で発症することが多い腫瘍です。無治療であるとだいた3ヶ月以内には亡くなってしまう事が多いと思いますが、抗がん剤治療によりだいたい50%は1年近くはよい […]

T細胞性低グレードリンパ腫

この腫瘍は高齢犬に発症する傾向にあり、B細胞性高グレードリンパ腫に比べるとはるかに長期間生存期間が得られます。 診断はリンパ節の針生検、リンパ節の切除生検、PCR検査(遺伝子検査)などにより行います。 体表リンパ節は腫れ […]

消化管にできた高分化型リンパ腫

雑種猫・17歳・避妊済み雌 血便を伴う下痢と、一週間続く嘔吐を主訴に来院。 触診で腹腔内にしこりを見つけ、超音波検査にて小腸が腫瘤状になっていることが疑われた。腸管の細胞診を行ったが、診断に至らなかったため試験開腹手術を […]

下顎の血管周皮腫

12歳のチワワ 以前他院にて手術したが再発したとのことで来院 再度の組織生検で前回と同じ「血管周皮腫」 皮膚にも浸潤 CTにて下顎骨の溶解が認められた 局所の骨浸が認められたため、下顎骨ごと切除 切除後の写真 縫合終了 […]

肛門周囲腺腫

11歳 プードル 避妊メス 肛門に腫瘍ができ、他院で内科治療をしていたがだんだん大きくなり自壊してきたとのことでセカンドオピニオンとして来院。 術前の組織生検で肛門周囲の腫瘍とのことで、外科切除を行った。 腫瘍は直腸など […]

耳垢腺癌のため外耳道切開した例

7歳のチンチラ 耳道に腫瘤が存在していたため長期に渡り耳から膿が出ていたため耳道切除をした。 術後の検査で耳垢腺癌と出たが、現在約1年6ヶ月再発転移もなく良好に経過中 この術式は難治性の外耳炎において行われる事もある。

上腕骨にできた骨肉腫

ラブラドールレトリバー・13歳・去勢済み雄 右前肢をびっこひいて歩くとのことで近医を来院。初めはレントゲン検査でも異常がみられず1カ月ごとの定期検診をしていたが、4ヶ月後、症状が急に悪化するにつれレントゲン検査でも明らか […]

直腸の炎症性ポリープ・腺腫

10歳 ミニチュアダックス 去勢雄 数ヶ月前よりしぶり、血便が続き直腸粘膜のポリープを指摘され他院で病理検査した所悪性度の低い直腸腺癌と出た。 ダックスに発生する直腸腫瘍は免疫的な関与も指摘されているため他施設にてステロ […]

背部にできた巨大な血管周皮腫

ウェルシュコーギー・14歳・去勢済み雄 2年前から背中にしこりがあったが、高齢のためオーナーは手術を見合わせていた。しかし徐々に大きくなって歩行に支障が出てきたため手術を希望し当院を受診された。 組織生検を行ったところ診 […]

肺腫瘍

ウェストハイランドホワイトテリア・10歳・避妊雌 右前肢をひきずって歩くとのことでセカンドオピニオンとして来院。 レントゲン検査にて右前肢の骨の異常と肺にしこりがみられた。 胸部のレントゲン写真。肺の一部に影が見られる。 […]