症例

上腕骨にできた骨肉腫

ラブラドールレトリバー・13歳・去勢済み雄
右前肢をびっこひいて歩くとのことで近医を来院。初めはレントゲン検査でも異常がみられず1カ月ごとの定期検診をしていたが、4ヶ月後、症状が急に悪化するにつれレントゲン検査でも明らかな異常がみられるようになった。

レントゲン写真レントゲン検査で上腕骨に虫食い状の陰影がみられた。
腫瘍が疑われたため本院を来院し骨生検を行い、病理検査による診断は『骨肉腫』であった。
※骨肉腫は早期に転移することが多く、断脚手術のみの治療では生存期間が半年、1年生存率は10%、抗がん剤治療を併用した場合で生存期間10カ月、1年生存率35%というかなり進行の早いがんである。
鎮痛剤などの内科療法でも徐々に痛みが出るようになったため、痛みを除去するという緩和目的で断脚手術を行った。

断脚し縫合した後の写真断脚し縫合した後の写真。切除した腋窩リンパ節にも転移していた。
補助療法としてカルボプラチンという抗がん剤を用いた化学療法を術後6カ月間行った。
骨肉腫は98%が転移し、多くは肺に転移する。この症例も手術から4ヶ月で肺転移が見つかったが、術後9ヶ月後に急激に肺転移による状態が悪化し亡くなった。
亡くなるまでは歩行も問題なく痛みから解放され元気に過ごすことができていた。

肺のへ転移がみられたレントゲン写真
肺のへ転移がみられたレントゲン写真
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